野の花 山の花 7月  焼石連峰 2

焼石岳の高層湿原


 焼石岳の核心部には、ところどころで小さな高層湿原を見かける。この時期、最も目立つのはリュウキンカの群落だ。

(1999.7)

 小さな池塘

リュウキンカ

立金花
キンポウゲ科

7月中旬
奥羽山脈 焼石岳


 雪解けの湿原で鮮やかな黄金色の群落を見つけたら、まずリュウキンカを思うだろう。そして殆どの場合、それはリュウキンカだ。

ミズバショウ

水芭蕉
サトイモ科

7月中旬
奥羽山脈 焼石岳


 最近まで残雪が残っていたであろう水辺にミズバショウが咲く。すでにこの花の最盛期は過ぎ、これは咲き遅れた株だが、リュウキンカとともにみずみずしく開花したところのようだ。

 奥羽背稜山脈に位置する焼石岳は、豪雪山岳地帯である。この山行でも数カ所で残雪を見た。

ハクサンシャクナゲ

白山石楠花
ツツジ科

7月中旬
奥羽山脈 焼石岳


 焼石岳頂稜部は火山地形で変化にとんでいる。湿原を過ぎると、すぐに灌木帯に分け入る。
 シャクナゲの枝を分けて進むような路も多い。


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