野の花 山の花 7月 焼石連峰 3
クガイソウ
九階草
ゴマノハグサ科
7月中旬
奥羽山脈 焼石連峰
焼石岳もメインルートから外れると急に静かになる。経塚山への稜線は長い。途中、金明水で一泊する。夕方から晴れ上がり星がすばらしい。
翌朝、登りきった稜線には、クガイソウの大群落だ。揺れる穂に、風の弱まるのを待つ。
ミネウスユキソウ
峰薄雪草
キク科
7月中旬
奥羽山脈 焼石連峰
やせた主稜でミネウスユキソウをよく見かけた。一休みすると側にミネウスユキソウだ。
ウスユキソウの中では、亜高山帯に多いようだ。高山帯の仲間に比べると、ごく普通で希少種の感じはしない。
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モイワシャジン
藻岩沙参
キキョウ科
7月中旬
奥羽山脈 焼石岳
ツリガネニンジンや、ミヤマシャジンに似たこの花については、焼石岳の稿を記していくうちにモイワシャジンであることが浮かんできた。
植物学者が新種を発見するときは、こんな思考なのかなとも思う。
モイワシャジンは、北海道の藻岩山の名を冠し、北海道と本州北部に分布するとある。背も高くなく、葉も輪生し、おそらくモイワシャジンであろう。
この花の群生した写真は失敗している。いま思うと残念だ。
ハクサンボウフウ
白山防風
セリ科
7月中旬
奥羽山脈 焼石連峰
セリ科の小さな植物は判りにくい。この花も写真を撮ってきたが不明のまま、長い日数が過ぎた。
今度あらためて調べてみて、たぶんハクサンボウフウではないかと思い掲載した。
休憩した崩壊地で結構目立った花だ。