アマルナ Tell El Amarna
イクナトン王とネフェルティティ
古代エジプト新王国第18王朝、アメンホテップ4世は、都テーベ(現ルクソール)を捨て、メンフィスとの中間付近に位置する、ナイル中流のアマルナに新都を造営した。
王は、アモン神をはじめとする古来の神々を廃し、太陽神アトンを唯一神として信仰し、名もイクナトンと改称する。歴史上初の一神教の誕生である。
アマルナの墓の壁画には、顔を削られたイクナトン王と王妃ネフェルティティが、アトン神を祀る姿が残されている。
メリラーの墓 紀元前14世紀
イクナトン王
エジプト博物館・カイロ
王宮の跡
イクナトンの死後、王位を継承した幼少のツタンカーメン王の時代、再び都はテーベに戻りアマルナは荒廃してゆく。
一代の夢に終わったアマルナの王宮は、礎石と日干煉瓦の壁が僅かに残るのみだ。
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