アビドス Abydos
セティ1世葬祭殿
Temple of SethiT
アビドスは、古代エジプトの神話に登場するオシリス神復活の地である。古王国時代すでに聖地であった。現在、アビドスには、新王国最盛期のファラオ、セティT、ラムセスUの遺跡が残る。
セティ1世葬祭殿の内陣には一面のレリーフが施されている。完成度が非常に高く、古代エジプトのレリーフの中で、最も気品あるものかもしれない。 紀元前13世紀
写真はオシリス神の姿のセティに生命のシンボル、アンクを与えるトキの神。
アビドスの王名表
アビドスには、古代エジプト王朝歴代の王名を刻んだ、表板が残されている。王名は各々カルトゥーシュに刻まれている。
左は歴代の王名を捧げるセティ、ラムセスの親子である。王子姿の、後のラムセス2世が微笑ましい。
オシレイオン セティ葬祭殿の後方に、巨大な花崗岩と石灰岩の謎の建造物が残る。オシレイオンと言われ、オシリス再生神話から由来しているのであろう。葬祭殿の地上面より低い位置にあることは深い意味を持っているのであろう。
ラムセス2世葬祭殿 付近の砂漠にはセティの後継者ラムセスの葬祭殿が砂に埋もれている。壁面には色彩豊かなレリーフが残るが葬祭殿の建物は未完あるいは破壊されたようだ。
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