フィラエ島 イシス神殿 Philae

イシス神殿
The Temple of Isis

 アスワンダムの完成とともに湖底に水没したフィラエ島のイシス神殿は、ユネスコにより近くの小島に移築された。
 イシス神殿は、古代エジプト王朝終焉期の神殿で、未完成のまま放置された部分も多く、神殿の造成過程を探る意味で興味深いものがある。

 右側の柱廊は未完成である。柱頭の装飾が刻まれていないのがよく判る。


塔門のレリーフ

 イシス神殿の浮彫は美しい。太陽が傾くとレリーフは陰影を深める。古代の職工たちは、その効果を認識していたに違いない。
 写真の左がイシス神、その前がホルス神である。イシス女神は冥界の神オシリスの妻で、隼の頭をしたホルス神はその息子である。


 アスワン1 アスワン2
 アブシンベル コムオンボ

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