アブシンベル神殿 Abu Simbel
アブシンベル大神殿
The Great Temple of Abu Simbel
古代エジプト新王国第19王朝の大ファラオ、ラムセス2世は、エジプト各地に巨大な神殿を造営した。その中でも、最も壮大な規模で現存する神殿はアブシムベル神殿であろう。
古代王朝終焉の後、ヌビアの砂に埋もれたこの神殿は、19世紀ヨーロッパ人探検家によって再発見される。
この地を訪れた古代文字ヒエログラフィの解読者、仏人シャンポリオンは、アブシムベルはそれだけでヌビア旅行の価値があると述べたという。
アブシンベル小神殿
The Temple of Hathor
大神殿の北に並んだ、ハトホル女神を祀った小神殿は、ラムセスが王妃ネフェルタリのために造営したもので、大神殿と同じ岩窟式神殿である。
外側には少年時代のようなラムセスの2体の姿と、少女のような王妃の姿が彫り残されている。
内部は大神殿に比較すると小さいが、王妃と女神の美しいレリーフが見られる。 紀元前13世紀
なぜ、ナイルを遙か遡った僻遠の地に、これだけ大規模な神殿を造営したのか、答えは定かでない。
アブシンベル2 アスワン
フィラエ島
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