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アンタルヤと近郊の遺跡　　Ａｎｔａｌｙａ

　アンタルヤはトルコの海岸リゾート都市として名高く、町の海岸線にはリゾートホテルが目立つ。アンタルヤの市内には特に見るべきものはないが、近郊には、地中海のまばゆい太陽に照らされた古代遺跡が多く、アンタルヤに数泊する場合、１日をそんな遺跡巡りにあててみることをおすすめする。

モデル旅程　イスタンブールと地中海アンタルヤ　８日間

◇東京発 毎日
◇大阪発 毎日
◇２人様出発の個人手配旅行です

古代都市ペルゲ　Ｐｅｒｇｅ

　アンタルヤから東南に伸びる海岸は、ターコイズ海岸（トルコ石）と言われ、紺碧の地中海が眼にしみる。
　かつてこの海岸には幾つかの古代都市が点在していた。ペルゲもアスペンドスも現在は海岸線からは少し遠いが、往時は海に面した都市であったろう。
　左は古代ペルゲの城門で、中には広大な遺跡が散在している。




アスペンドスの古代劇場　Ａｓｐｅｎｄｏｓ

　アスペンドスの古代劇場は、ほぼ完全な形で残っている。半円形座席の前の壁状の部分をファサードと言い、古代ローマ時代の劇場建築の特徴であるが、そのファサードが完全に残る貴重な遺跡である。アスペンドスも都市遺跡だが、他の部分は大半が未発掘状態である。



古代シデ　Ｓｉｄｅ

　シデは現在も海に面し、また古代都市上に現在も町があるといった景観である。
　円形劇場の上に立つと、眼の前に地中海が見える。
　古代ローマの将軍アントニウスは、エジプトの女王クレオパトラと結び、アナトリアの地を船で訪れた。シデもその一つであったと言われている。
　シデの海岸線にはリゾートホテルが点在しており、特にドイツ人にたいへん人気のあるリゾートとなっている。夏は長期宿泊者以外は宿を確保するのが難しい状況である。

アランヤ　エフェソス　クシャダス　パムッカレ　カッパドキア　

テルメッソス　Ｔｅｒｍｅｓｓｏｓｕ　　テルメッソスはアンタルヤの北に位置する山上の城塞都市遺跡で上記の明るい海岸遺跡に比べると、訪れる観光客は極めて少ない。手入れも殆どされておらず、遺跡ファンには興味深い遺跡だ。アンタルヤで十分に時間のある人におすすめしたい。