K2 遠望


 カラコルム山脈に位置する、世界第2の高峰K2(8611m)は、群を抜いた高さで航空機からも確認することができる。カラコルムとは黒い岩山の意で、屹立した岩峰が並び立つ。
 K2の右手にも高い山が並ぶが、ブロードピーク、ガッシャブルムなどの8000m級の山々であろう。 1988.8撮影

 

 遠く地平線に屹立した三角錐のピークがK2である。
 K2は測量記号でカラコルム第2峰の意であるという。パキスタンと中国国境のカラコルムの中でも、K2は相当奥に位置し、正確な測量が難しかった山である。たぶん当時、K2よりも高いと推測されたK1峰もあったはずだが、どのピークであったのだろうか。 1988.1撮影

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付記 この頃パキスタン航空によく乗っており、これはイスラマバード発、北京、東京行き、機中からである。早朝イスラマバードを離陸し、カラコルム山脈を越えてタクラマカン砂漠に入ってゆく。現在は諸情勢などから、このルートを飛ぶ機会は少なくなっていると思う。