野の花 山の花 8月
飛龍御坂尾根と巴草
トモエソウ
巴草
オトギリソウ科
8月上旬
奥多摩水源
真夏の昼下がり、草いきれの稜線だが風が吹くと爽快である。
その中に一際高くトモエソウが咲いていた。草が深く、接近しなかったが、結局この日この株だけだった。他でもあまり見かけた記憶は無い。 (1998.8)
マツムシソウ
松虫草
マツムシソウ科
8月下旬
奥多摩水源
マツムシソウは群落で草原の風に揺らいでいる姿が魅力的で、その意味では写真に向かない。
マウムシソウ科という珍しい科のマツムシソウを、虫と風なぎを待って1花撮った写真であるが、想い描くマツムシソウのイメージとは異なり長い間載せていなかった。その後、掲載植物が増え、マツムシソウが無いのもどうかと思い掲載した。
オヤマボクチ
雄山火口
キク科
8月下旬
奥多摩水源
同行の友人が”ボクチ”とつぶやいたこの植物の名はオヤマボクチと言うそうだ。アザミに似ているが、アザミのような花を持つわけでもない。どこまでが花なのか。
”雄山火口”という漢字表記があるが、立山の雄山から来ているのだろうか。またなぜ火口なのだろうか。
このとき初めて見たが、その後も殆ど見た記憶が薄い。謎のボクチである。
ママコナ
飯子菜
ゴマノハグサ科
8月下旬
奥多摩水源
ショッキングピンクの強烈な色彩を林縁の足下に見つけたらママコナかもしれない。花の中心部が米粒状で、ご飯のマンマから花名は来ているという。
派手な色彩だが小さいためか、全体の印象としては地味な植物だ。 (1999.8)
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センニンソウ
仙人草
キンポウゲ科
8月下旬
奥多摩
仙人草の名の由来は知らない。他の植物にかぶさるようにツル状に繁茂し、陽当たりのよいところに多い。仙人のイメージからは遠いようだ。どこかに毒があるという。