上空からの東北の山

 飛行機から下を見ると地図が展開しているようで楽しくなる。撮った写真もある程度あるのだが、多くは記憶の中に埋没してしまったかもしれない。これは近年(2009年5月上旬)、羽田から千歳への飛行便から撮影した東北の山々である。

八甲田山
Hakkoda-san

 八甲田の名のとおり、甲状のピークが並ぶ。標高は1500m級だが降雪量は多い。「八甲田山死の行軍」の舞台である。右手最も高い山が八甲田大岳1584mであろう。


 

鳥海山
Chokai-san

 出羽の鳥海山は山形、秋田を分ける独立火山で、標高2236mを数え東北では抜きん出て高い。
 昔日の3月、羽後矢島で、雪雲の切れ間に一瞬現れた純白の稜線はいまも脳裡に残る。

 行政区画としての東北地方の最高峰は尾瀬の燧岳であるが、一般的に思い描く東北地方では鳥海山が最高峰であろう。

 

月山
Gassan

 中央の白い山が月山1984m、右手前は葉山1462m、左の河川は最上川支流寒河江川。

 

朝日連峰
Asahi-Renpou

 最高峰の大朝日岳1870mは中央付近だが、はっきりしない。連峰の手前は最上川流域白鷹付近。

 

飯豊連峰
Iide-Renpou

 手前の吾妻連峰から続く尾根の先に一際白い連山が連なる。奥の左手が飯豊の最高峰大日岳2128m、その右が飯豊本山2105mである。

 

磐梯山
Bandai-san

 右手前の火山状のピークが磐梯山1819m、その先が猫魔ガ岳1404m。左手前は猪苗代湖、中央左の平地は会津盆地。遠い雪山は飯豊連峰。

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