ありし日のトウカイテイオー
2008年7月、北海道の日高地方を訪ねました。滞在した3日間、晴れることはありません。牧場の人の話では、「本州の梅雨がこっちへ移ってきたようだ」とのことです。
7月になって日高地方は晴天が殆どなく、牧草がよく育ちません。クローバー(シロツメクサ)だけは点々と咲いています。
名高い日高昆布も日照が少なく収穫の時期が遅れています。楽しみにしていたエゾスカシユリの群落も見られず、日高山脈は霧と雲の彼方です。
牧場で放牧されている馬たちとともに時間が流れてゆく旅の日々でした。
写真は20才を数えるトウカイテイオー 2008.07撮影 胆振
1992年Japan Cupで豪州のナチュラリズムに競り勝った想い出はいまも鮮明です。あの日、豪州人と東京競馬場の一寸いい席に入れてもらいレースを堪能、単勝的中。夜は府中の「宮一」で盛り上がりました。
種牡馬になったトウカイテイオーですが、残念ながら後継馬を残すことはできませんでした。パーソロン〜シンボリルドルフ〜トウカイテイオーと受け継がれた父系は惜しまれながら消えてゆきます。トウカイテイオー唯一のG1勝ち馬トウカイポイントは去勢馬、パドックでくるくる廻る癖のある馬でした。 トウカイテイオー 2013.8死去。
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