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クルーズ船の船室

豪華客船 StellaSolaris号 の船室 (例)

 ステラソラリス号は18,000t、エーゲ海海域のクルーズ船としては最も著名な豪華客船でした。1970年代から、ギリシア船籍として、Sun Line から、 Royal Olympic Line を経て、2003年を最後に退役となりました。いまなお名クルーズ船として多くのファンに語り告がれています。北欧や大西洋横断クルーズ、中南米クルーズなどにも就航していました。

 エーゲ海クルーズは近年、毎年のように就航船が代わっています。豪華客船クルーズのよき時代を想いつつ、エーゲ海で長くトップの座にあった名客船ステラソラリス号を例に船室を見てみましょう。
 画面左より上部デッキとなります。最も左は水色に描かれたプールもあるトップデッキです。2層目はスイート船室SAで周囲は軽いジョギングや散歩のコ−スとなっています。3層目はレストランやラウンジです。4、5、6層目からはスイート船室のSBSC、Deluxe船室のTATB、Superior船室の、Standard船室のと外側船室が、また内側には船室DAがあります。7層目は内側船室のDAがあります。
 以上のようにこの船には全部で11段階の船室があることが理解いただけると思います。各船室とも通常ツイン、またはダブルの2人部屋です。なお上下ベッドとして3〜4人で利用可能な船室もあります。
 上位クラスの船室はバスタブ付です。各船室ともシャワー、トイレが付いています。
 次ぎに船室のイメージをごらんください。

SA Suite船室

 SAはスイートで、各船ともトップの船室です。デッキも最上段デッキに位置し、窓も大きく開かれています。上部デッキ程、展望は良くなります。
 浴室はシャワーとバスタブが付いています。室内は広く、ソファールームもあります。
 ステラソラリス号の場合、上図のように中段のデッキの中央部に位置しています。
 ステラソラリス号の場合、上図のように船室としては最上段のデッキに位置しています。外側は周回の散歩路になっています。

SB、SC Suite船室

 SBSCともスイートで、SAに次ぐ船室です。船によってはSB、SCがトップの船もあります。浴室は船により、バスタブ付きと、シャワーだけの船があります。
 ステラソラリス号の場合、上図のように中段デッキの中央部に位置しています。

TA、TB Deluxe船室

 TATBはDeluxe船室です。一般的な感覚のデラックスというイメージではありませんが、その船の上位クラスの船室です。中段のデッキに位置しています。浴室はバスタブ付きの船もありますがと、シャワーだけの船が多いようです。窓は四角窓となっています。
 ステラソラリス号の場合、上図のように中段のデッキに位置しています。

 

A 船室  外側

 船室は、外側の標準的な船室です。中段以下のデッキに位置し、丸窓になっています。船室も狭くなりますので、ベッドの配置が並行ではありません。浴室はシャワー付きです。

 他にDA、Aなど内側の船室もあります。部屋は殆ど変わりませんが窓がありません。E、Fは2段ベッドとなります。

 

付記 ステラソラリス号の船名は戦前の名客船ステラポラリス号によるのでしょう。ノールウェイからドイツ、そして日本に渡ったステラポラリス号は船名を変え数奇な運命を経て最終的に北欧に戻ることになりましたが、その移送途中、2006年に潮岬沖で沈み70数年に及ぶ華麗な船歴を終えました。

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